日本遺産「播但貫く、銀の馬車道 鉱石の道」~資源大国日本の記憶をたどる73kmの轍~

日本遺産ストーリー

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11 みこばたちゅうてつきょう はぶちちゅうてつきょう

神子畑鋳鉄橋・羽渕鋳鉄橋

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 神子畑鋳鉄橋と羽渕鋳鉄橋はそれぞれ1885年,1887年に完成した。明延,神子畑で採掘,選鉱された鉱物を生野に運ぶために作られた「鉱石の道」において道中の河川に架けられたもので,採掘技術の向上から,輸送量が増えることが予想され,かつ鉱物の重量に耐えるために鋳鉄で作られた。神子畑鋳鉄橋は日本で最も古い全鋳鉄の橋で,鉄製の橋としては3番目に古いものである。元々「鉱石の道」には5つの橋があったが,神子畑鋳鉄橋と羽渕鋳鉄橋だけが現存している。

 1995年の台風によって被害を受け修理が必要となったこと,加えて洪水を防ぐために河川の拡張工事が行われたことから,羽渕鋳鉄橋は現在の場所へ移築された。しかし神子畑鋳鉄橋は今も同じ場所にあり,1977年に国の重要文化財となった。

文化財データ:

名称 神子畑鋳鉄橋・羽渕鋳鉄橋
読み方 みこばたちゅうてつきょう はぶちちゅうてつきょう
指定状況 国重文(有形)県有形
住所

■神子畑鋳鉄橋:朝来市佐嚢字水田1637-7 ■羽渕鋳鉄橋:朝来市羽渕字柳16-1

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