日本遺産「播但貫く、銀の馬車道 鉱石の道」~資源大国日本の記憶をたどる73kmの轍~

日本遺産ストーリー

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01 いくのこうざんりょう ばしゃみちあと

生野鉱山寮/馬車道跡

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100メートルに伸びている歴史的な「銀の馬車道」(現在は銀の馬車道として知られている生野鉱山寮馬車道)は神河町にある兵庫県北部の銀山と姫路にある飾磨津港を結んでいて,その道路はフランス人技師レオン・シスレー(1847-1878)に設計され,1876年に完成した。それは日本で初めてのもので,ピエール・マリー・ジェローム・トレサギュー(1716-1796)が開発したフランスの道路設計をスコットランド人のジョン・ルードン・マカダム(1756-1836)のマカダム建設様式を組み合わされたものである。その完成により明治時代(1867-1912)を通して続くことになる日本の産業化の時流が予期された。
道路のこの一区画は桜の木で縁取られた池を巡っており,周辺の光景は建設以来ほとんど変わっていない。その優れた保存性のため,この延びている道路の一部が2016年に掘り起こされ道路建設技術に光明を投じることとなった。

文化財データ:

名称 生野鉱山寮/馬車道跡
読み方 いくのこうざんりょう ばしゃみちあと
指定状況 未指定
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