2021.06.28
市川町のJR甘地駅前公園に、JR播但線の姫路〜和田山間の18駅を版画で描いた看板が設置されているのをご存知でしょうか?
素朴で味のある「駅」が描かれた公園と、「播但線の父・内藤利八(ないとう りはち)氏」をご紹介します。
JR甘地駅のとなり、甘地駅前公園にある看板は姫路市の版画家 岩田健三郎氏の作品。ほのぼのとしたかわいい版画で、田舎らしい沿線の魅力が描かれています。
全長25メートルの長〜い看板!足元を見ると、枕木と小石の線路風になっています。
看板には各駅周辺の観光案内・特徴が描かれていて、見ているだけでも楽しいです。一部をご紹介します!
↑姫路駅には世界遺産と日本遺産が描かれていますね!
↓福崎駅には改札で出迎えられる民俗学者・柳田國男が描かれています。
↓甘地駅のとなり、鶴居駅の散策MAPも。黒澤明監督の「羅生門」や「七人の侍」などの脚本を手掛けた橋本忍氏の生家などが紹介されています。
↑新野駅には、大きな水車が描かれています。この水車は現役で活躍していて、新野駅前で田んぼに水を張る光景を見ることが出来ますよ!
↓雪の降る生野駅。銀山はもちろん、名物ハヤシライスも描かれています。
↓雲海に浮かぶ天空の城として有名な竹田城跡のある竹田駅、そして山陰線とつながる和田山駅までが描かれています。
この甘地駅前公園には「播但線の父」と言われる市川町出身の内藤利八氏の功績をたたえた顕彰碑があります。
内藤利八氏は、1856年(安政3年)に市川町(当時 川辺村)に生まれました。 明治から大正時代の政治家・実業家で、播但鉄道(現 JR播但線)発起人の一人です。
明治27年に姫路から寺前間が開通し、その後社長に就任。銀の馬車道による輸送から鉄道による輸送へと切り替わり、播但地域は近代化への大きな一歩を進めました。
今年は、内藤利八没後100年となります。
市川町では、内藤利八没後100年事業として、 内藤利八氏の記念切手を作成しました。記念切手にはこの公園と版画も登場していますよ!
記念切手は限定800枚(1種類 400枚)で6月14日(月)から市川町役場3階、企画政策課で販売されています。
市川町では秋ごろに内藤利八氏の生涯について紹介する「いちかわふしぎ発見講座」と内藤氏ゆかりの場所を巡る現地ツアーを予定しているそうですよ。
楽しみですね!
記念切手は、6月14日(月)から限定800枚(1種類 400枚)で販売します。
[販売場所]市川町役場 3階 企画政策課(住所:679-2392 市川町西川辺165-3)
[種 類]2種類
[販売金額]1種類 420円(84円×5枚)
[ライター:轍]
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