2026.07.30
2026年7月26日、朝来市生野町黒川に「たんよう あさごオオサンショウウオLABO(朝来市自然環境保全センター)」がオープンしました。

この施設は、オオサンショウウオを中心に朝来市の豊かな自然環境を調査・研究・展示・情報発信するとともに、環境教育を行う新たな拠点です。子どもから大人まで楽しみながら学べる施設として注目を集めています。
施設は、兵庫県から無償譲渡された旧黒川自然公園センターを、朝来市が約3億円をかけてリニューアルしたもの。指定管理者は、旧黒川小・中学校跡地で長年オオサンショウウオの研究・保護活動を続けているNPO法人 日本ハンザキ研究所が務めています。
「ハンザキ」とは、昔のオオサンショウウオの標準和名。口を大きく開ける姿が「半分に裂けているように見える」ことから、その名が付いたといわれています。

大迫力の大型水槽は必見!
館内でまず目を引くのは、横幅5メートル・奥行1メートルの大型水槽が2基並ぶ展示スペース。それぞれに全長約1メートルのオオサンショウウオが展示されています。

展示されているのは、推定70歳のメス「よしこさん」とオスの「あばれる君」。

オオサンショウウオは寿命がはっきり分かっていませんが、100年以上生きる可能性もあるといわれています。
水中にいる大きな姿は迫力満点ですが、よく見ると小さなつぶらな瞳や丸みのある手足など、かわいらしい一面も。前足の指は4本、後ろ足は5本あり、赤ちゃんの手のような愛らしさにも注目です。
「見る」だけじゃない、学べる展示も充実
館内では、世界最大の両生類であるオオサンショウウオの生態や、絶滅の危機にある現状について分かりやすく紹介されています。
模型を使って力強い口の構造を体験できるコーナーや、幅約4.8メートル・高さ約2メートルの大型スクリーンでは、世界的動物写真家・福田幸広さんが撮影したオオサンショウウオやコウノトリなど、朝来市の豊かな自然を映像で楽しむことができます。

また、研究員が実際に調査・研究を行う様子を見学できる「ラボ展示」や、メダカなど地域の生きものを紹介するレクチャールームも設けられており、大人から子どもまで楽しみながら自然や環境について学ぶことができます。



最新の研究成果にも触れられるため、「博物館」と「研究施設」の両方の魅力を持ったスポットとなっています。
かわいいグッズも充実!
ミュージアムショップには、オオサンショウウオをモチーフにしたぬいぐるみや雑貨など、思わず手に取りたくなるかわいいグッズがずらり。
自分用はもちろん、お土産にもぴったりです。



日本遺産「銀の馬車道・鉱石の道」とあわせて楽しもう
施設は、生野銀山からさらに山あいへと進んだ黒川地区にあります。市街地の賑わいから少し離れた清流沿いの豊かな自然の中にあり、オオサンショウウオが暮らす環境を身近に感じられるロケーションも魅力のひとつ。生野銀山とあわせて訪れれば、鉱山の歴史と、そこから続く豊かな自然のつながりを感じられるドライブコースとしてもおすすめです。
オオサンショウウオの不思議な魅力に触れながら、朝来市ならではの自然の豊かさを体感してみてはいかがでしょうか。
[ライター:轍]
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