日本遺産「播但貫く、銀の馬車道 鉱石の道」~資源大国日本の記憶をたどる73kmの轍~

日本遺産ストーリー

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12 みこばたせんこうじょうあと

神子畑選鉱場跡

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 神子畑鉱山は1,000年以上にわたる歴史がある。近くにある明延と生野の鉱山と共に神子畑は何世紀ものあいだ銀や銅などを産出しており,19世紀末頃に最盛期を迎えた。1909年,明延鉱山にて新しい鉱脈が発見されたことにより,1919年神子畑鉱山を閉鎖し,新たに選鉱場を建設した。以降,何度も拡張工事を行い,1949年の工事によって東アジアで最大規模の選鉱場と呼ばれるようになった。

 明延で採掘された鉱石は,列車で神子畑選鉱場まで運ばれ,そこでさまざまな工程を経て必要な鉱物のみに選鉱される。選鉱された銅,亜鉛,錫は製錬のため他の場所に出荷された。

 選鉱場は1987年に閉鎖した。建物は2004年に解体されたが,コンクリートの建物基礎部と漏斗状の「シックナー」はまだ残っている。

文化財データ:

名称 神子畑選鉱場跡
読み方 みこばたせんこうじょうあと
指定状況 未指定
住所 〒679-3453 

朝来市佐嚢1842-1

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  • 神子畑選鉱場跡
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