2021.08.21
こんにちは。中瀬金山会やまねです。
先日8月10日に行われた「鉱石の道ツーリズム研修会」に参加してきました。この研修会は3回シリーズになっていて、今回が第1回目です。
講師は、㈱たびぞう 代表取締役 大林大吾氏です。
参加者は但馬内の観光協会や、養父市、朝来市、地域自治協の方々、そして中瀬金山会からも4名参加させていただきました。
研修会ではまず、「各団体の観光に関する取組事業について」を話し、中瀬金山会からは金山会の成り立ちと活動報告を行いました。
続いて講師の大林氏から研修を受けました。
実際に行われている「城崎ぷちたび」というプランを例にあげ、コロナ禍だからこそ出来ること、観光客が何を求めているかのニーズに沿った提供の仕方、方法、仕掛けの作り方を聞きました。
研修[「鉱石の道」の魅力を再発見!!チャンスは地方にある!!]
写真には、何もないただの山沿いの田んぼと田んぼ道、私たちにとってはどこにでもある「ありふれた光景」が観光地となっている、とのこと。
『ここがコウノトリが来る田舎の原風景です!』
お客様には電動バイクに乗っていただきき、オリジナル散策MAPを頼りに自分自身で周っていただく体験型の観光でした。
そして、そのMAPにはポイントがあり、そのネーミングもまた面白い!
「あ~」の坂(下りの坂であ~と言いながら両足を広げて走る)、ぽちょぽちょPOINT(川沿いで耳を澄ませる)などなど好奇心をくすぐるネーミングで五感をフルに働かせて非日常を体験できる仕組みになっていました。
話を聞きながら、中瀬にはどんな「あ~」があるのだろうか?どんな「ぽちょぽちょ」があるのだろうか、インスタ映えするスポット(撮り方)があるのだろうかと頭を巡らせていました。
実は昨日(15日)日本海をドライブ中に、たまたま「城崎ぷちたび」プランの場所(田舎の原風景)を通りました。電動バイクに乗った観光客や、路肩に車を止めて田んぼ道を歩いていらっしゃる方がいて、本当に何もない田んぼ道が観光地となっていました!
あいにくここではコウノトリは見かけませんでしたが、少し離れた別の場所でコウノトリを見かけることが出来ました!
自然の風景、音、匂い、触れるもの、味わうものなど、ゆっくりと立ち止まってみて初めて感じることがたくさんある。そこにある癒しを求めて人はやってくる。
私たちにとって当たり前すぎて逆に気づけないことが商品となっていました。
中瀬金山会ではガイドツアーも行っていて、若手のガイド育成が課題となっています。しかし、ガイドなしで巡る仕組みも取り入れて良いのかもしれない。中瀬は観光地でない(何もない)という思い込みを変えること、発想の転換が求められているのだと感じました。
お蔭様でとても刺激を受けた研修となりました。
講師の先生、参加者のみなさん、主催者の方々ありがとうございました。
次回は生野での現地探索です。次も楽しみにしています。
ライター 中瀬金山会やまね
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