市川町甘地にある積清寺の境内には、弘法大師に縁のある清水と大師堂があります。
その昔、弘法大師が諸国行脚の途中、この地に訪れ、貧しい家の者に水を請われたところ一人の老女が水を酌んで大師に差し出しました。大師はその功徳を称え、杖でこの地を打たれたところ、たちまち水が湧き出し、以来今日までどんな日照りの時にも涸れることなく人々の暮らしを助けてきたという言い伝えが残っています。
兵庫県神崎郡市川町甘地392 積清寺の門前