日本遺産「播但貫く、銀の馬車道 鉱石の道」~資源大国日本の記憶をたどる73kmの轍~

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2020.12.16

日本遺産「銀の馬車道 鉱石の道」サイクルトレイン2020 を実施しました!<前編>

 

 秋晴れの11月1日。第3回目となる日本遺産「銀の馬車道 鉱石の道」サイクルトレイン2020が開催されました。

 

 サイクルトレインとは

 自転車をコンパクトに分解し、電車で目的地に運び、サイクリングを楽しむことを「輪行」といいます。みなさんも電車の中で大きな袋を見かけたことがあるかもしれません。一方でサイクルトレインは、自転車をそのままの状態で電車に積み込める特別車です。銀の馬車道に沿う播但線を活用し、貸し切り専用車で実施するのが日本遺産「銀の馬車道 鉱石の道」サイクルトレインです。

 

 

 コースの選定

日本遺産「銀の馬車道 鉱石の道」は、現在、国道になっているところがあり、車の往来が激しい場所が多くあります。サイクルコース全体は初心者でも完走しやすい下り坂。できるだけ、見所にも立ち寄れるコースを考え、危険な箇所はないか、見通しはよいかなど、サイクルリーダーとともに何度も会議を重ね、2回試走をしました。

 「初めて参加する人たちが、『もう一度走りたい』と思っていただけるように」「安全に走行できるように」と試行錯誤の結果、コースが決まりました。

 行きは飾磨津臨港公園から出発し、播但線の香呂駅まで。香呂駅は高架ではなく比較的フラットであるため、自転車が積み込みやすくなっています。ここから列車の旅は1時間、生野駅に到着後、目的地の姫路城まで走るコースです。

 

 いよいよ当日!

 8時半になると、続々とサイクリストたちが到着します。1人の欠席者もなく、受付を済ませてから出発式。中元日本遺産「銀の馬車道・鉱石の道」推進協議会副会長と、高馬姫路市副市長、香寺太鼓のお見送りを受けました。

 

 

 約1時間かけて香呂駅に到着。今回のために配車された車両は「キハ」で、電化された播但線に入るのはめったにないこととあって、鉄道ファンの姿も見られました。3両編成の列車に自転車とともに乗り込むと、11時33分に出発進行! 一路、生野駅に向けて貸切列車は進みます。播但沿線活性化協議会のみなさんから、地域の産品が盛りだくさんな「神河弁当」が配られると、旅の気分も一層盛り上がります。同協議会の小野会長から、サプライズで「播但線の歌」の披露もありました。なごやかな電車の旅はアッという間です。

 

 

 12時24分には生野駅に到着し、再出発式会場の生野マインホールに向かいました。角には、いくの地域自治協議会の方々が立ち、道案内をしてくれスイスイと到着。マインホール前には、生野町の方々をはじめ、日本遺産「銀の馬車道 鉱石の道」推進協議会の桑田会長、沿線市町の首長が勢ぞろい、サイクリストを激励していただきました。

 

 

 今回の参加者はサイクリスト46名にサイクルリーダーが14名。合計60台は、7つの班に分かれ、姫路城東側の城見台公園に向かって走ります。4台のサポートカーとともに、いよいよ出発です。

 

 

 後編に続きます。

 

 

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